あなたにも分かるかもしれない材料力学 第016講

さて,前回書いたこの図.



で,斜線部の台形の面積はこんな感じ.


\Large dA=\frac{(x_2-x_1)+(x_4-x_3)}{2}dy


なのですが,これら\Large x_1,x_2,x_3,x_4はどうやって求めるか?まさか翼型を方眼紙に書いて線を引っ張って定規で測るなんていうことをやるわけにもいかず.....って待てよ,戦前とかのコンピューターがまだ発展してない頃ってこういう計算も人海戦術で手でやってたはずだよなぁ.....恐ろしい.

まぁ,Samadhi-Labの設計における計算科学は基本私一人でやっているので,そこはいろいろ工夫してやらなければいけないわけです.

幸い,私はCADとC++が使えるので,CADのAPIをいじくって自動的に計算させます.増分\Large dyを適当に決めて,線を引きながら交点を求めていきます.



拡大するとこんな感じ.



あぁ,すごいな.ここまで解説してしまうと,本気を出せば真似できる人がいるんじゃないだろうか.....


つづく