どこかに書いておきたかった話。

今更ですが、2016年はいろいろありました。

年初、本厄だったことや、いろいろありそうな気配を察知しつつ、やれるだけのことをやっておこうと厄払いをしました。典型的な理系の無神論者だった私も歳を取るにつれ、大いなる力や抗えないもの、運命のようなものごとに出会うにつれ、不思議と敬虔な気持ちになるようなことも増えてきた気がします。

1〜3月ぐらいに実は転職活動をしていて、数回の面接と最後の役員面接で内定を頂きました。実はこの時、転職の意思は半分以下で何を考えていたかというと、会社に対する交渉でした。ようはお金で揉めました。話をし出したとたんに表情から怒りの感情が伝わってくるような(笑)。しぶしぶ出てきた条件もとても折り合えるものではなく、態度ひとつとっても交渉相手として信頼に値しないと判断し、前職との縁を切る決断を下しました。これも運命なのだなと、不思議と得心が行った次第です。

私の送別会を開いてくださったのは会社ではなく私の取引先でした。

この交渉あたりと時を同じくして、新居への引越しを行いました。少し街から離れた静かなところで気に入っています。猫たちも一緒です。

5〜6月は再び長めの人生の夏休みを新居の整理をしながら過ごし、7月からは新しい会社で働いています。

そんなこんなで私の人生においては激動の2016年でした。
最近つとに思うのですが、生きてウィンドを続けていくのってそれだけでもすごいことなんだなぁと。仕事の都合、体力の衰え、家庭、本人の力だけではどうにもならない事情など、実は海の上にいるだけでもすごいことなんだなと実感する次第です。違う積極的な何かのためにウィンドを一時忘れているだけの方もいるのかもしれませんが。

今年は会社員としての仕事の影響を受けそうな感じですが、それも人生の糧にしつつ可能な限り楽しく元気に長くウィンドを続けられるように努力したいと思います。