あなたにも分かるかもしれない材料力学 第009講

テーパをつけてみましょう.

横から見たらこんな感じ.



単純に幅が狭くなっていく台形としています.先端に行くほど幅が狭くなっていくので,任意の位置で断面二次モーメントが変わっていくことになります.


根元の幅が\Large C_rで先端の幅が\Large C_t,長さが\Large lとすると,任意のx座標での幅はどうなるでしょう?ちょっと気の利いた中学生ならできますね.こうです.


\Large (\frac{C_t-C_r}{l})x+C_r


断面図で描くとこんな感じ.厚さは\Large hのまま.



よって任意の位置xにおける断面二次モーメント\Large I


\Large I=\frac{1}{12}(K_1x+K_2)h^3


\Large K_1=\frac{C_t-C_r}{l}\Large K_2=C_r


となります.