Ninja のテクノロジー 続き

改めて航空用語の解説.

翼型は翼の断面の形のことです.こんなの.



この翼型の性能についてはいろいろな団体がいろいろな実験を行ったおかげで,どういう形でどういう性能かというのがまとめられています.Java Foil なんていう簡単に使える解析ソフトもあっていろいろ見ると面白いです.

http://www.mh-aerotools.de/

で,思ったのが,ウィンドってプレーニングしているときはノーズが上がってリフトしていますよね.翼型がボックスの底面(=ボードのボトムのテイルのフラットな部分)に平行に入っていたとしたら,リフトした時に斜めになって,翼型本来の性能が発揮されないんじゃないの?っていう疑問だったわけです.じゃぁ確かめてみようということで片方はボックスの底面に平行に翼型が配置されるように(写真左),そして,もう片方はボックスの底面に対してある一定の角度を持たせ,リフトした時に進行方向とだいたい平行になるように翼型を配置したモデル(写真右)を設計しました.翼型,翼平面型が同じなので,純粋に翼型の配置だけの性能の違いが比較できるというわけです.



で,工場から出来上がったものを受け取った時,困ったことが一つ.....

見分けが全くつかないわけです.

Samadhi-Lab のスラロームフィンは型番というか仕様をボックス部分の内側に書いてあるため,ボックスの黒いやつを装着すると見事に隠れて分からなくなってしまうわけです.で,思いました.

見た目で全く区別がつかないのに性能の違いって出るんだろうか?

続きはまた明日で(話を引っ張りすぎかな?).