スラロームフィンのお話 その6

で,テーパーっていう話.

ほとんどのメーカーさんのあるひとつのラインナップのフィンって,長いフィン形状がひとつだけ決まっていて,その根元を切って樹脂で埋めて32cmだとか34cmだとかの規定のサイズにする,という方法を取っていると思います.多分コスト的に有理なのだと思います.あるメーカーのあるラインナップをひとつ選び,もしそれがほぼ直線的な台形に近い翼平面型だった場合はサイズが変わってもテーパーの値は一定ということになるわけです.

これが良いのか悪いのか?

私は小さいサイズがこのメーカーのパワーのないタイプで,大きいサイズが違うメーカーのパワーのあるタイプ,なんていう選びかたをしていた人(含む私)を多く見ました.で,選びかたの特徴は,大きいサイズはテーパーが大きく(トルク型),小さいサイズはテーパーが小さい(スピード型)という選びかたに自然となっていたわけです.このことを考えると,サイズによってテーパーは変えたほうがいい,というのが今の私の結論なわけです.
そうすればひとつのラインナップで揃えるとサイズによってアタリハズレが出るということがなくなると考えています.

じゃぁ,どのサイズをどれぐらいのテーパーにするの?っていうのにはやっぱりなんらかの根拠がいることになるわけです.

続きはまた.