喪中につき

喪中につき新年の挨拶を控えさせていただきます.

本年2月に母方の祖母が亡くなりました.95歳という長寿だったので大往生と言ってよいかと思います.

そんなわけですので,2010年の私への年賀状などの挨拶は不要です.本年,新しく私とつながりを持っていただいた方も多く,私自身,今後もお世話になるであろう方々に年始の挨拶のひとつもさせて頂きたかったところなのですが,そういった事情ですのでご容赦ください.

このことをこの場に書くのが適切かどうか分からなかったのですが,知り合って最初に来た手紙が喪中はがきっていうのもいまいちだろうなぁ.....という私の余分な気のまわし方だとご理解いただければ幸いです.

このまま終わると暗い雰囲気のままになりそうなので,晩年の祖母に関する笑い話をひとつ.

95歳という高齢のためか,晩年の祖母は多少痴呆も入っていて自分の年齢を忘れたりしていました(本人にしてみれば自分の年齢などどうでもよかったのかもしれませんが).ですが,たまにはっきりと昔のことをいろいろしゃべることがありました.私が叔父と叔母(祖母の娘)を祖母の見舞いに車で送って行った折,祖母は二人がお見舞いに来てくれたことをいたく喜んでいたのですが,突然こんなことをしゃべり始めました.

祖母“今だから言うんだけど,本当は二人の結婚はどうかなとおじいちゃんと二人で悩んだんだよ.”

そのときの叔父さんと叔母さんのびっくりした表情ったらなかったですよ.目が完全に真ん丸くなって思いっきり絶句していました.私は笑いをこらえるのに必死でした.その話を母にしたところ母もやっぱり初耳だったらしくやっぱり絶句した後に大笑いしていました.

皆様も祖父母の言葉にときどき耳を傾けてあげてください.