SDK

ITって何て読む?と聞かれて,別に“イット”でもいいんじゃない?と答えそうになる.大雑把でいい加減,よく言うとおおらか,浜ウ研代表usuiです.

“CADのお話”というのを二日前のエントリーに書きました.ここをご覧になっているウィンドサーファーの方でCADを普段扱っている方いらっしゃるでしょうか?それでもって,何度も同じような作業をしていてどうにかして楽にできる方法はないかなぁとお考えの方.

CADは一般的にSDK(Software Development Kit の略でいいと思う)が公開されている場合が多々あります.

このSDKを利用して,VC++などの開発環境でコンパイルし,CADがロードできるようなプラグイン(追加アプリケーション)を作成することによってCAD上に自分だけのオリジナルメニューを作ることができます.

Rhino 4.0にもあるよなぁ.....っと思って調べてみるとやはりありました.英語のマニュアルをつらつら読んでいくと,なんとなくこんな感じでこうこうこうでこうするとできますよ〜的な.気になったのはある但し書き.

Requirements
Microsoft Visual C++ 2005 (Professional or Standard Edition, NOT Express Edition, NOT Visual Studio 2008)

私が使用している開発環境はもろに Visual Studio 2008 です.でも,2005から2008への変更ってほとんどなかったから多分動くだろうっというのが私の直感でした.っていうか動いてよ.

サンプルをダウンロードしてビルドしてdllらしきものができてそれをRhinoのコマンドからロードしてやるとあら不思議,ちゃんと動くじゃないですか.2005で作ってねっていうのは,動作確認を2005でしか行っていないので2008ではどうなるか保障できませんよっていうサポートの事前の自己防衛なのでしょう.まぁ,サポートの立場に立って考えると当然のお話です.配布,販売するようなソフトウェアを作るわけじゃないですし,今回は私が利用できるものが作れればいいのです.というわけで動けばOK.動くことが確認できれば多分コンパイラのバージョンによる問題なんてそう滅多には起きないはず.

フィンの設計をする際のRhino上の作業は,
1,フィンの形の設計
2,解析結果から決定された翼型をRhino上にロード
3,面を張る
みたいな感じです.とりあえず一枚だけ作るっていう場合はある程度時間をかけて全部手作業でやってしまってもかまわないのですが,この先このサイズも作りたい,こういう設計思想も取り入れてみよう,みたいなことが増えてくるとなるだけ自動化できるものは自動化してしまいたいわけです.そのほうが間違いも減りますし.

そんなわけでちょくちょくRhinoプラグインの開発をほかのいろいろなことと並行してやっていきます.


う〜ん,マニアックな内容だったか(^_^;).