失敗談

木曜日は風邪で仕事をお休みしたのですが,ただ寝ているだけの生活など私にできるはずもなく,軽い微熱ながらもデータを書いて加工機を動かしたわけです.しかし,これがものの見事に失敗しました.失敗は失敗でちゃんと理由も分析しなければいけないわけで,今回の顛末をちょっと書いてみます.

いつも通り物を削るのですが,テーブルにどうやって材料を固定しているかというと,両面テープを使っています.



で,削った後の結果をみると,どうも下図のようなモーメントがかかったらしく,材料が反り,片側の両面テープが外れてしまっていました.もちろん切削も失敗です.



なんでこのようなモーメントがかかってしまったのか?切削している部分が熱を持ってしまい,冷えるときに収縮して上記のモーメントがかかってしまうのだと予想しています.それに形状も上記のような感じだと内向きに反りやすいとも考えられます.

これらの理由が正しいとすれば,モーメントが発生してしまうのは仕方がないのですが,じゃぁ,どうして両面テープが外れてしまったのか?

・材料を節約しようと周囲の枠(余白)を小さくしかとらなかったため剛性が足りなくなった
・はずすのが大変なので両面テープを少なめにしてしまった

こんなところでしょうか.量産するために材料を節約しようと考えたのが裏目に出たようです.

なんかこういう細かい話を書き続けると本が書けるかもしれませんね^^;.