スーパーアマチュアスラローム振り返り

スーパーアマチュアスラローム2010

私の記憶に残ったレースをいくつか振り返ってみます.


第2レース予選

スタート直前,下に596さんがいるのを確認,多分この人はスタートを間違えることがないので,追尾2列目スタートを狙う.案の定596さんが下イチをジャストスタート.私はこれを追尾で第1マークを2位回航.予選通過は余裕だなと思って流したら膨らんだ第3マークでJ30さんにインから抜かれました.これは余分だった.


第2レース準決勝

このときも596さんの追尾2列目スタート.他の選手が軒並み6.5以下を選択していて,7.0の私はちょっときつめ.第1マークで何人かに抜かれるも,第2マークで混戦があり,避けて大回りしたら第2マークから第3マークにかけて下りに設定されていたため,ここで何人かパスして5位.決勝進出.あとで,このとき内側を回航した人(どなただったか失念)に“第3マークでいつの間にか前に出られていた”と言って頂きました.多分混戦の所を下からかわしたのだと思います.マーク回航ってインをつくことが至上命題に考えられがちですが,下からかわすというプランもあるということをこのとき自分で初めて実証できました.


第2レース決勝

決勝は通過が目的の予選とは違い,より高い順位を目指すことがテーマになります.そんなわけで誰かの追尾2列目スタートなんて許されないわけで,自前の実力でスタートを切るしかないわけです.このときたまたまいいスタートが切れたおかげで,下に2艇,背後に1艇の気配がある感じで第1レグを走りました.このとき第1マークに同時に入ったのはJ38さんと121さんと40さん,私だった気がします.調子がいいときは相手の3秒先を予測しながら自分のラインを確保していくということができるのですが,このときはそんなラインを見出すことができず,マーク手前でセイルを落としてしまうという痛恨のミスをやらかしました.このレース,結果8位でした.すごいチャンスだったのにもったいなかったです.スーパーアマチュアの決勝にもなれば実力者ぞろいになるのは当たり前なので,このプレッシャーの中での経験値をもっと積まなければいけません.負けたことから学ぶことは本当に多いです.


第4レース予選

めずらしく自分一人でライン真ん中ぐらいからジャストスタートをきりました.上からスタートしたJPN24さんが下に落としてきて1艇身〜2艇身ぐらい先行された状況.第一マークまでに下から突き上げて前に出れないかと模索するも,後ろを確認すると2位が確定に近い状況だったので,勝負したくなる気持ちを“ここは我慢”と自分に言い聞かせました.その後も無理せず予選を2位通過です.


第4レース準決勝

予選で風が軽かったと感じたため,浜に戻り,8.4にチェンジ.しかしながら,スタートの位置が悪かったことと艇速が伸び悩んだことで全くダメな走りしかできませんでした.私は大きい道具はやっぱりいまいちです.


他のレースは1コケしています.なので総合ではあまりいい順位にはいません.レース全体の組み立てというかいろいろな状況への対処に慣れてきた部分もありますが,上手なメンバーの中でのやりとりなどまだまだ経験不足な部分も多々感じられて,またしても学ぶことの多い大会でした.

とりあえずこれでしばらくはレースはお休みになるでしょう.今年も長いようで短かったような一年間でした.

選手の皆様お疲れさまでした.運営のJPWAのプロ選手の皆様ありがとうございました.