やりたいことは何?

そう聞かれて答えられない時期が長く続いたことがありました.

自分は何がしたいのか?自分は何を為さんとしているのか?

こういった人生のテーマのことを“志”と言うのだと思います.この“志”というものがあるかないかによって,その人の人となりというのはずいぶん変わってくるのではないでしょうか?

人と会話をするにあたって,自分は何をする人なのか?自分は何をしようとしているのか?この“志”を持っているのと持っていないのとではどうも会話の質が異なってくるような気がします.

志がないと,会話をしても,ただの評論家にしかなっていなかったり,どこかその人の本質のようなものが見えなかったり,誤解されたり.....まぁ,何に対しても当事者になりきれないわけだから当然ですよね.

昨年2月に,Samadhi-Lab(旧称浜ウ研)というプロジェクトを起こし,ホームページを作り,自分がやらんとしていることを分かりやすい形で公開しました.そして,ここ一年数カ月の間,自分自身が志,意思をもち,そして,いろいろな人と話をする過程で,相手の人の志が見えたり,その志に感動したり,共感を覚えたり.....

人との出会いというのはこういうものなのだなと,生きている実感のようなものを感じることが非常に多かったわけです.出会いがない,っていう言い方をしているときというのは,ひょっとしたらその人の中に“志”が欠けているのかもしれません.

私のここ数年の反省というか,今後目指すところというか,決して忘れてはいけないこと,それは,

・志を持ち続けること
・それを維持することに常に気を払うこと

時々いろいろなものと引き換えになるかもしれませんが,きっと人生にとって必要なものなのだと受け止めるべきものなのだと思います.