三昧境

臼井@三昧研です.

自分のラボにSamadhi_Lab(三昧研)と付けておきながら,その説明をブログの記事に一回書いただけで思いっきり埋もれてしまっています.そのためSamadhi-Lab(三昧研)っていう名称が全く浸透していなくていまだに旧称(浜ウ研)でいわれることもしばしばです.まぁ,目立った宣伝活動もしていないのでしょうがないといえばしょうがないですが.

そんなわけで改めて三昧の意味について.

仏教用語の三昧(サマーディ:samadhi)から来ています.三昧っていうと贅沢三昧,放蕩三昧なんていう悪いイメージを思い浮かべがちですが,本来の三昧の意味は,“精神集中が深まりきった状態”,“自分と自分以外のものを区別しない状態”を意味します.

いい道具とはなんだろう?そんなことを考えたときに,本当に気持ちのいいウィンドサーフィンをしている時は,道具と一体になり,どこまでが自分でどこからが道具か,などということは気にしなくなってきます.そしていつしか,風,水,波など自然や森羅万象と呼ばれるような大きな何かとの一体感を得ている.この境地はまさに上記の仏教思想の“三昧:サマーディ”ではないでしょうか?

この“三昧:サマーディ”により届くための道具を開発し,道具,そして大自然と一体になる,自分と自分以外のものを区別しなくなる,そんな願いをこめて,ラボの名前をSamadhi-Lab(三昧研)にしました.


名前っていうのは非常に大事で,そこにはいろいろな願いや思いが託されています.自分で付けた名前を改めて振り返ってみて活動目的を再認識した次第です.


どこかに名前の由来のページを作らないとだな.