大学時代の思い出(一部下ネタ)
スーパーにいったらインスタントラーメンのところにあったので久しぶりに購入.“辛ラーメン”.
これとの出会いは大学時代の研究室である.当時私がいた研究室にはキムさんという韓国からの留学生の方がいました.非常に勉強熱心な方で,ご自分の研究のことだけではなく,日本文化にも興味を持っていて,ときどき,どこで覚えたんだろう?っていうような難しい日本語も使いこなしていました.
キムさん“臼井さんはコンピューターには一家言ありますから.”
“一家言ある”ってどこで覚えたんだ一体?
こんな感じで研究室の周りのメンバーとも完全に溶け込んでいて,以前書いたMさん(http://d.hatena.ne.jp/hwl_usui/20090411)とも酒を飲んではしょーもない話をしていました.例によってお酒を飲んだ勢いでMさんが下ネタを話し出すのですが,
Mさん:“私,彼女と海外旅行に行こうか,○○手術を受けようか迷っているんですよ〜.”
キムさん:“大丈夫です.Mさんも韓国軍に入ったらタダで切ってもらえますから.”
一同爆笑.
知っている方もいらっしゃるかもしれませんが,韓国には徴兵制度があります.キムさんも時期は大学を出た後とのことでしたが,1年か2年間の兵役についたといっていました.上記の話は多分実話だと思います.ってことは韓国人で○○っていうことは.....
それよりも私が驚いたのはキムさんが日韓の国家間の関係を個人としてごくごく客観的に捉えているところでした(でなければ上記の笑いは取れません).韓国は歴史的な理由からかマスメディアが非常に反日的らしいです.そういったマスメディアに影響されている人たちも残念ながら多くいるとのこと.キムさんいわく,
“私個人のレベルでは別の話ですから.”
で,冒頭の辛ラーメン.苦学していたキムさんは実家から船便でこの辛ラーメンを大量に送ってもらっていました.昼間あまりに辛くてうまそうなにおいがするので,なんですかそれは?っとなったのが研究室でのブームの始まりでした.結局研究室の皆が,次に頼むときに私も一箱(40個入り)おねがいします.となったわけです.おりしも1997年のアジア通貨危機のときで,
キムさん:“これで外貨を稼げます.”
なんて冗談交じりにいっていました.そんなキムさんも私と同期のF君の大学院卒業と同時に博士号を取り韓国に戻りました.F君が結婚が決まった折にどうしているかと思い,メールしてみました.日本語が読める環境を整えているか不安だったので同時に英文も書いて送ったところ,“日本語で大丈夫”という件名とともに返事が返ってきました.
臼井さんお久しぶりです.F君もご結婚とのことでうれしく思います.
(中略)
F君によろしくお伝えください.
私は今,サラリーマンをやっていて日々忙しく,魂をすり減らしています.臼井さんも体には気をつけてください.
日本を離れて数年経ったはずなのですが,“魂をすり減らす”ってその表現,日本人でもなかなか使わないですよ(笑).
辛ラーメン,辛くてうまいので是非お試しあれ.あっ,水の分量を少なく間違えると咳き込むぐらい激辛なので注意です(^_^).