あらためてレイノルズ数

また書き忘れるところでした.

あらためてレイノルズ数:Re.

\Large Re=\frac{\rho ud}{\eta}
\rho:密度
u:流速
d:代表長さ
\eta:粘性係数

フィンの幅が代表長さと考えていいのですが,これが大きくなると,レイノルズ数の意味から慣性力が大きくなるっていうことなんです.

ただ,7.0㎡などの大きな道具の場合よりも5.8㎡,4.7㎡などで走っているときのほうが,思いっきり水を硬く感じます.7.0㎡を超えた大きさの場合,水もなんだかやわらかく,セイルも“バホッ,バホッ”って感じです.何が言いたいかというと,道具が大きいほうが粘性の支配を受けているような気がするという人間の感覚です.おそらく,大きな道具のほうが艇速が遅いため,レイノルズ数が小さくなり,粘性の支配を受けやすいということになるのでしょうか?

セイルの場合で考えてみましょうか.
ブーム長(代表長さ)
7.0㎡:215
5.8㎡:186
比は1.15ぐらい.

アビームの艇速(だいたい)
7.0㎡:40km/hぐらい
5.8㎡:45km/hぐらい
比は1.125.

若干ブーム長の変化のほうが大きい.
.....っていうか評価できるほど差がない.

大きな道具と小さな道具の感覚の違いの正体って何だろう?